どうも!専業主夫のムケ総長です。
理解が進んできたとはいえ、まだまだ実際になる人が少ないですよね、専業主夫。
理由として、

ヒモってイメージ持たれそうだよ…

奥さんの収入だけじゃ食べていけないって
という声が上がりそうですね。
今回は、専業主夫を本気で希望する男性が、実際になるための方法論を伝授します!
- 仕事にやりがいを感じられない
- 就職しなきゃいけないからしただけ
- パートナーを支え、仕事を応援したい
- 家事は得意な方だ
こういった方にこそ読んでほしい内容となっています。
ちなみに、「仕事にやりがいを感じられない」といった一見後ろ向きな理由の方も、専業主夫の素質があるかもしれません。
専業主夫になりたいという男性の心理については別記事で解説しているので、そちらもチェックしてみてくださいね。

専業主夫になるのに方法とかあるの?仕事辞めればいいだけじゃない?と考えているあなた!
甘いです。
何事にも準備が必要ですよね?
専業主夫として「働く」のにも、準備が大切なんです。
見切り発車になって後悔することがないように、一緒に学んでいきましょう。
ムケ総長
目次
専業主夫に対する世間のイメージ
専業主夫になる方法を紹介する前に、世間のイメージを知っておきましょう。
感覚的な嫌悪感が抜けないと、そもそも専業主夫になりたいと思えませんからね。
日本FP協会の2020年のネット調査(対象者1,200名)によると、以下の結果が出ました。
結婚後に(夫が望むなら)夫が専業主夫になってもいいと思うか聞いたところ、「そう思う」が36.3%、「そう思わない」が63.7%となりました。夫が専業主夫になることは許容できない人が多いようです。
「そう思う」の割合を世代別にみると、20代(41.3%)が最も高くなりました。20代には、家庭での夫婦の役割分担について、柔軟な考えを持っている人が多いようです。
~働く女性のくらしとお金に関する調査2020~(日本FP協会)より
要するに、働く20代女性の41.3%が専業主夫に肯定的なんです。
大多数が専業主夫にネガティブなイメージを持っていたのは過去の話なんですね。
先入観で「専業主夫なんて」と思いがちですが、世間の目は確実に変わってきていますよ。
安心して自分らしい生き方を見つけて下さいね。
更に言うと、女性の中でも仕事に時間を割きたい!という方は増えています。
そういった方は家事の時間が足りないため、専業主夫になれる男性をパートナーとして求めている場合もあります。
ですが、前述の通りイメージだけで専業主夫になることを敬遠している男性が多く、女性側も頭を悩ませています。
この世は需要と供給で成り立っているので、自分の家事能力をアピールできればいい出会いに繋がるかもしれませんね。
専業主夫になるための手順
では、いよいよ専業主夫になるための手順を解説していきます。
結論から示すと、以下の手順が必要です。
- 手順①:家事能力を証明する
- 手順②:パートナーと相談する
- 手順③:ビジョンを伝える
- 手順④:日々の行動で示す
- 手順⑤:支出を減らす
- 手順⑥:収入を得る
一つひとつ解説していきます。
普段家事や育児に関わらない、関わっても女性の要求を満たせていない男性が

おれ、専業主夫になる!
と言っても、聞く耳は持ってもらえません。
パートナーに嫌われたくなければやめておきましょう。
専業主夫になるための第一歩は、普段から家事育児を率先してこなすことです。
さすがにこのラインは大丈夫だと思うんですけど、一応確認しておきますね。
巷にはパートナーの評価を見ずに「おれは家事育児ができる男だ」と決めつけている自意識過剰な男性もちらほらいるそうなので、そういう方は注意が必要です。
日頃の家事育児により、パートナーの信頼を着実に得ていきましょう。
これから始める人は、少なくとも2か月くらいは継続しなければ納得してもらえないと思います。
日頃の家事育児の様子から「この人は家庭のことを自発的にしてくれるな」と評価してもらえると、次のステップに移りましょう。もちろん家事育児は継続して下さいね。
「専業主夫になりたいと考えている」ことを、パートナーに相談して下さい。これが最も大切なステップです。
日頃からそういう話をしていない限り、急に話せばまず驚かれます。
一回の話し合いで終わる家庭はほとんどないと思うので、継続的に想いを伝え、相手の想いも聞きましょう。
専業主夫になることを本気で考えていなければ、まずこの時点で頓挫します。
話しているうちにボロが出ます。
そのため、専業主夫になった後のビジョンを明確にして伝えることが大切です。
- 収入の減少をどうカバーしていくのか
- 子供がいる場合、大きくなっても専業主夫を続けるのか
- 家事は外注、育児は保育園等で成り立たないか
- 家事育児の割合は10:0で良いのか
これ以外にも沢山あるので、話し合うべき内容は尽きないと思います。
大切なのは、100%でなくともパートナーの不安を取り除くことです。
収入面の大黒柱になるというのは、とてつもないプレッシャーだからです。
家族の命運を背負うことになるストレスは、ただ家事育児を引き受けるだけでは到底取り除くことはできません。
一緒に背負って、一緒に悩んで、共に家族を運営していく覚悟が必要です(専業主夫に限りませんが)。
パートナーに納得してもらうためには、具体的なビジョンが必須です。
ぼんやりと話していても相手をイラつかせるだけです。
上に挙げたようなポイントを二人で詰めていきましょうね。
話し合いの末、納得してもらったとしましょう。
退職の手続きが完了すれば、晴れてあなたも無職です!
ですが、仕事を辞めた時点で自動的に専業主夫になったとは思わないでください。
今後の家庭での振る舞いが肝心です。
あなたが「専業」主夫を選んだ限り、主に収入を得てくれるのはパートナーになります。
卑屈になる必要はありませんが、謙虚さは大切です。
あなたが日々ご飯を食べ、寝て、生きていけるのはパートナーのおかげです。
感謝の心を持ち、尊敬を忘れずに、対等に生活していきましょう。
家事育児のバランスは、夫婦間でのことなので互いに話し合って決めて下さい。
家事の中でも家計管理は専業主夫の大事な仕事です。
共働き家庭以上に支出の額、内容には気を付けましょう。
最初は大きな固定費を見直し、改善することをおすすめします。
家計管理については以下の記事も参考にして下さい。

他にも、自炊による食費の削減も効果的です。
家族の健康面をサポートできるのも大きな魅力ですね。
調理スキルは一生モノですので、楽しく磨きながら家計に貢献していきましょう。
男性の料理に対しての考え方について、参考記事も書いているので掲載します。

さて、家事育児に慣れてきたり、家計管理のためにお金の勉強をしたりすると、十中八九、遅かれ早かれここに行きつくはずです。
ムケ総長
家計を黒字にしようと思えば、利益を+にしなければなりません。
利益=収入ー支出ー社会保険料ー税金
ですが、パートナーがサラリーマンや公務員なら、社会保険料や税金を抑える方法は限られます。
そのため、「支出を減らす」ステップが済んでしまうと、収入を得る以外やることがなくなるのです。
もちろん家事育児自体も大変な労働ですので、それだけでも十分パートナーに価値を提供できているとは思います。
ですが、こればっかりは自分の気持ちの話なので、こう思った方は無理のない範囲で副業を検討しましょう。
専業主夫の方におすすめする副業として、ネットビジネスは外せないですね。
- 在宅で可能
- 業務量を自分で調節できる
- 基礎的なビジネススキルが身につく
- 初期費用が少ないものを選べる
- 成功すれば会社員時代より稼げる
といった、専業主夫のためのメリットが目白押しです。
お子さんがおられる家庭ほど、ネットビジネスの恩恵を感じると思います。
ブログ、SNSを始めとするネットビジネスについては、リベラルアーツ大学で分厚く教えてくれます。
参考動画も掲載しておきますね。
個人的に「主夫が家事育児を担いながら事業を持つこと」が、女性に優しい社会につながると思っています。
余裕の出てきた専業主夫の方は、ぜひ挑戦してみましょう!
失敗しても安く済むのなら、それはやるべき投資ですよ!
専業主夫になる際の注意点
さて、上では専業主夫になる方法を具体的に解説しました。
実際に手順をなぞると

自分にもできそう!やりたい!
と思えてきた男性もいることでしょう。
ですが、注意点があります。
こちらもしっかり押さえておく必要があるので、一緒に見ていきましょう。
- 注意点①:子供とずっと一緒にいることがしんどい人もいる
- 注意点②:完璧主義者は苦労する
- 注意点③:再就職の際は努力が必要
- 注意点④:家事の重要性は相対的に低下している
育児はなかなかメンタルコントロールが難しいものです。
子供とずっと一緒で、かつ社会と断絶されると、しんどく思う方もいます。
自分がこのタイプかは、ワンオペで子供といる時間が長くならないと分かりません。
リスクヘッジの観点からは、仕事を辞める前にこういう時間を設けてみるのもいいかもしれません。
育休や「産後パパ育休(2022年10月より実施予定)」が取れるなら、子供と二人きりの時間を過ごしてパートナーには実家等でゆっくりしてもらうのも手ですね。
家事育児は、本来100点を目指してはいけないタスクです。
毎日のことで終わりがないからです。
小さいところに気を取られるとキリがありません。
それさえも楽しくこなせる方は問題ないですが、大局を見て70点くらいでいいと思える人の方が向いているかもしれません。
専業主夫になるなら、最も注意が必要な事実です。
社会経験のブランクは、今の日本の転職において、残念ながらかなり不利になるというのが現状です。
前職で専門性を高めた人なら大丈夫ですが、30代を超えての再就職に際しては、実務経験に乏しい人材はなかなか雇用してもらえません。
- 今後伸びていく産業を見抜き、関連するスキルを身に着ける
- 就職に繋がる資格を選定して取得する
- 副業を通してポートフォリオを作成する
といった、専業主夫業以外の努力が必要になると考えられます。
この辺りに自信がない方は、一生専業主夫として生きていくのか、自問自答を繰り返しましょう。
後悔しない選択は、考え抜いた先に待っていますからね。
時短家電の進化や家事代行サービスの台頭により、家事の重要性は相対的に低下していると言わざるを得ません。

お金さえ払えば家事ってほとんど減らせるんじゃ…?
と判断されれば、最悪の場合パートナーに捨てられるかも…?
そのため、家事だけしていればいいとあぐらをかかず、自身の価値を提供し続けましょう。

私にはこの人が必要!
と思ってもらうためにも、たまには愚痴を聞いたり、甘えさせてあげたり、自分にしかできないことを忘れないことが大切です。
まとめ
以上のように、専業主夫になる方法として、その手順と注意点を解説しました。
手順②:パートナーと相談する
手順③:ビジョンを伝える
手順④:日々の行動で示す
手順⑤:支出を減らす
手順⑥:収入を得る
注意点②:完璧主義者は苦労する
注意点③:再就職の際は努力が必要
注意点④:家事の重要性は相対的に低下している
メリットデメリットを自分なりにとことん考えて、パートナーの理解が得られたのなら、恐れずに選択しましょう。
今は仕事が嫌いという方でも、専業主夫として働きながら自分のしたいことを見つけられれば、人生が充実します。
迷っている方は、専業主夫になるかどうかは置いておいて、まずは積極的に家事育児をしましょう!
それが最初のステップです!
ではまた!

